【感想】ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく (堀江貴文 著)

zero

この本を読もうと思ったきっかけは、自分がゼロの状態だったから引き寄せられた

とでもいうのか、普段立ち寄らないビジネス書コーナーで見つけて、立ち読みして、気づいたらレジに並んでました。

帯にも書いてありますが、内容は

「一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう」です。

堀江さんの著書なら、ふわっとした表現ではなく直接「イチを足す方法」が書かれているのではないかと思い買いました。そして、期待を裏切らない、本当に真意をついた一冊だと思います。

 ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

もくじ

第0章  それでも僕は働きたい

第1章  働きなさい、と母は言った ━仕事との出会い

第2章  仕事を選び、自分を選ぶ  ━迷い、そして選択

第3章  カネのために働くのか?  ━「もらう」から「稼ぐ」へ

第4章  自立の先にあるつながり  ━孤独と向き合う強さ

第5章  僕が働くほんとうの理由  ━未来には希望しかない

 

30代OL目線で読みましたが、私が一番面白いと思ったのはまさかの第3章でした!

少し紹介させていただきます。

 

仕事が嫌だと思うワケ

Confused

仕事が嫌だ、会社に行きたくない、できれば会社を辞めたい、と思いながら会社に行っている人はどれだけいるだろう。

30代OLだったら、「辞めたい」というより、仕事がつまらない、お給料悪くないしとりあえず、生活のため。。という人のほうが多いかな。

堀江さんはこう書いています。

多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。

まさにこれが、私の悩みとも一致したわけです。

「時間」と「お金」にもてあそばれている人生。

誤解を招きたくないので言っておくと、私は今の仕事を選んでしています。今の職場が好きです。

派遣なのでいつ起業しても問題ないし、今の仕事がしたくて上京してきました。お給料も転職のたびに上がっているし、今は昔みたいに、お金がなくて絶望することもなくなりました。

この結果を自分の努力と行動の結果だと思ってきたけど、何か違う。変わったように見えるけど何も変わっていない。

そうです。結局「時間」を売って「お金」をもらっていることは何も変わっていないんですよね。今頃気づくとは!

「時間」以外に売れるものがあるなら、今すぐそれをどうやって売るかを考えることが一生嫌な仕事を続けずにすむ唯一の方法なんですね。

 

ゼロの自分にイチを足すには

Calculator

いろいろと書いてありますが、今の私に一番引っかかったのはこれです。

やりたいことは全部やれ!~中略~

人生のどの段階においても「いま」がいちばん楽しく、充実している自分でありたい。だからこそ、「全部やれ!」なのである。

常に新しい分野に目を向け、新しい出会いをつくり、新しい情報を浴びて、思考と行動を繰り返す。止まることなく、休むことなく、動き続ける。

 

ポイントは、「思考と行動を繰り返す。」というところだと思います。

ほとんどの人は思考=1POINTゲットと思っていますが、実はゼロです。

行動して初めて1がプラスされるんです。

よく言われるのが、自転車に初めて乗った時、あなたは何をしましたか?という質問。

 

自転車の構造を勉強したり、大体みんな何歳で自転車に乗れるようになるか調べたり、自転車の乗り方を調べたりしましたか??

もしかしたら、周りの人たちは”私”が自転車に乗れるように、いろいろ調べたりしてくれたかもしれません。

でも、実際自転車に乗る”私”はまず普通の子供用自転車に補助輪つけてもらって、ひたすらこぎ続けました。擦り傷作ったり、服を汚したり、たまに泣いたりしながら。

 

「やる」張本人は、行動しないと始まらない。

とりあえず、乗れるようになってから、補助輪外して、坂道や下り坂の練習して、いい自転車に買い替えて、ほんとに好きならオフロード走ってみたりすればいいんですよね。

忘れてました。

 

Untitled

 

まとめ

読み終えた後、もっと早くに読んでおきたかったと思いました。

人と比べて、私ってマイナスだ・・と思っていたころの自分に読ませたい。

堀江さんのことがあんまり好きじゃなくても(ごめんなさい!)共感出来たり、納得できることがたくさん書いてあります。文章が読みやすいです。

私にMっ気があるからかもしれませんが、あれだけいろいろ人生経験をされた人が断言していることは、なんだか説得力があるように感じます。

ビジネスしようと思っていない人でも、お金や時間に縛られず「やりたいことやろかな!」と思わせてくれる一冊ですので、ぜひ読んでみてください。 

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく